記事初期戦略設計事例

戦略設計だけでなく施策検証も可能。
ペルソナの生の声で施策の精度向上

ICT分野に特化したアウトソーシングや人材派遣サービスを提供する株式会社FGLテクノソリューションズ。特に情報システム部門のサポートサービスでは、機器・ライセンスの調達から各種業務の代行まで、お客様のご要望に沿ったトータルサポートとカスタマイズ性の高いサービスを提供しています。

同社では、施策の効果検証と戦略設計、流入およびCVの増加を目指し、ferret Oneの「記事初期戦略」を利用しました。

サービス利用前の課題や得られた成果について、マーケティング担当の山根さんにお話を伺いました。

社名・サービス     株式会社FGLテクノソリューションズ
業種 アウトソーシングサービス
従業員数 350名以上
 サービスサイト  忙しい情シス業務をアウトソーシングで解決
利用サービス

導入前の課題

  • 流入数やCV数は増加していたが、リードの質の向上が課題だった
  • キーワード選定の妥当性が検証されていなかった
  • Webマーケティングの戦略が不明瞭だった

導入後の効果

  • 記事コンテンツ制作やサイト改善の方向性が明確になり、オーガニック流入の質が向上した営業の提案力が向上し、顧客理解が深まった
  • 顧客理解が深まり、副次効果として営業の提案力が向上した
  • ペルソナへのインタビューを基に効果的な戦略を立てられた

記事初期戦略について

「1年目の施策の妥当性の検証」と「2年目の戦略設計」をしたかった

記事初期戦略の利用前はどんな課題を抱えていたのでしょうか?

山根さん:1年目のマーケティング活動を通じて流入数やCV数は増加しましたが、2年目に向けて戦略を考えている際に「リードの質向上」という課題が明確になりました。

1年目はサイトへの流入増加のために「広告」と「記事コンテンツ制作」に注力していました。当初はWebマーケティングの知見がないまま運用を開始し、CS担当の髙橋さんに伴走をしてもらいながら施策を打ってサイトへの流入を増やせるように動いていましたね。

私自身、Webマーケティング担当としてサイトの流入数やCV数を追いかけながら、獲得リードのプリセールスや一部クライアントへの提供業務、さらには社内の情報システム部門の業務も行っており、多忙を極めていました。実務を行うことでサービスへのフィードバックができるのは良いことですが、リソースが逼迫していたため、Webマーケティングの施策は可能な範囲で外部に委託していました。

これまでもサービスに関連するキーワードで記事コンテンツ制作を行ったり、広告運用の中でキーワードのチューニングも行ってきました。しかし1年目の終わりに振り返った時に「どのようなキーワードを狙えばリードの質が向上するか」をしっかり検証できていなかったことに気づきました。

そこで、1年目で行った記事コンテンツ制作のキーワードの妥当性を検証するために、初心に立ち返り、戦略の設計から見直す必要があると感じました。 

(山根さん)

ペルソナへのインタビューを通じて得られる情報に価値を感じ、サービスを利用

記事初期戦略の利用の決め手は何でしょうか?

山根さん:記事初期戦略の利用を決めたポイントは、ペルソナの生の声を基にした精度の高い記事戦略を立てられる点です。

ペルソナへのインタビューを通じて得られる情報は非常に貴重で、これを基にキーワードマップの作成と競合調査も行えることが大きな決め手となりました。

それだけではなく、狙うべきキーワードで自社はどれくらいの順位を獲得できているのか?競合企業はどのようなキーワードで記事を出しているか?という点を調査いただけるところも魅力的でしたね。

先ほどお話しした「1年目の記事制作のキーワードの妥当性検証」という部分と「戦略の設計」という部分の両方が実現できるサービスだとご提案いただき利用を決めました。

オーガニック流入の質向上も実感でき、ペルソナの生の声から顧客理解も深まった

記事初期戦略の利用後にどのような変化があったでしょうか?得られた成果についても教えてください。

山根さん:記事初期戦略を利用してからは、記事コンテンツ制作やサイト改善の方向性が明確になりました。
SEOの記事制作については、ペルソナへのインタビューで得た情報を基にターゲットに響くコンテンツを作れるようになったことで、オーガニック流入の質の向上を実感できています。

記事コンテンツ制作においても、記事初期戦略の納品物を元に毎月制作ディレクターとキーワードの選定ができているので、方向性も固めやすくなりました。

(実際の納品物の一部)

 

サイト改善については、ペルソナへのインタビュー時にもらった「なんでも対応できるという表現だと具体的に何ができるのかわかりづらい、より詳細に何ができるかWebサイト上で知りたい」という声に基づき、さっそく広告運用のLPに反映しました。
▶️「より詳細に何ができるか」を反映した実際のLP(プレビュー)

インタビューしたペルソナ3社からコンテンツの内容に関して3社共通する意見をいただいていたので、今後サイトに増やしていきたいコンテンツも明確になりました。
自分の中でも「増やさないと」と思いつつ後回しにしていたものですが、しっかり取り組もう!と背中を押していただいた気分でした(笑)。

さらに、副次的な効果として、営業の提案力向上にもつながっています。記事初期戦略でのインタビュー経験を通じて、顧客理解のキーとなる質問をたくさん学ぶことができました。おかげで実際のお客様へのヒアリングの幅が広がり、顧客の課題をより深く理解して具体的かつ現実的な提案書を作成できるようになりました。その点で、営業活動でも大きな効果を感じています。

このように、記事のみならずマーケティング施策全般においてもより効果的な戦略を立てられるようになったので、大変満足しています。
 

現状に満足せずより質の高いリードの獲得ができるように施策を打ちたい

Webマーケティングについての今後の展望について教えてください。

山根さん:今後は、記事初期戦略で得た情報をWebマーケティング施策全体に展開し、より多くの有効なリードを獲得したいと考えています。

Webマーケティングを本格的に開始した1年目から、事業目標に対してのWebマーケティングの貢献度は非常に高く、既存チャネルの2倍以上の成果を出すことができたので満足いく結果にはなったのですが、まだまだ伸び代はあると思っています。

現在、有効なリードの獲得は広告に頼っている状態なので、今後はSEOからも質の高いリードを獲得することを目標としています。記事からの流入は順調に増加しているため、今後は有効リードの割合をさらに増やしていきたいです。

また、2年目からはマーケティングサポーターの利用もしていますが、サイトの改善施策に加えて、今後はメルマガを活用してナーチャリングを強化しCV率の向上を図っていきたいと考えています。

精度の高い記事戦略はもちろん、マーケティングの施策全般の戦略も見直したい企業におすすめ

記事初期戦略はどのような企業におすすめでしょうか?

山根さん:記事から思うような成果が出ていない企業やどのキーワードを狙えばよいのかわからない企業、Webマーケティングの基盤を強化したい企業におすすめです。

ペルソナのインタビューを通じて精度の高い記事戦略を立てられることはもちろん、インタビューで得た情報はWebマーケティング施策全般にも活用できます。サイト改善やコンテンツの質向上など、幅広い分野で効果を発揮すると思います。

本日は貴重なお話をありがとうございました!

記事初期戦略のご紹介

ここからは、今回株式会社FGLテクノソリューションズにご利用いただいた記事初期戦略についてご紹介します。

記事初期戦略とは

記事初期戦略は、SEO記事で成果を出すための戦略設計を支援するサービスです。このサービスでは、実際の貴社のペルソナとなる人へのインタビューを通じて顧客の生の声を集め、これを基にキーワードの選定や流入/CV数のシミュレーションなどを策定します。

インタビューで得た情報は、記事初期戦略だけでなく、Webマーケティングの様々な施策にも活用できるため、大変有効です。

こんな課題・お悩みをお持ちの方におすすめ

記事初期戦略は下記のような課題・お悩みをお持ちの方におすすめです。

  • 実際にペルソナが検索するキーワードを聞いてみたい
  • どのキーワードで記事を書いたらいいか分からない
  • 競合がどのようなキーワードで流入を獲得しているのかを知りたい
  • 記事を作成・公開したあとの流入数を予測しながら施策を進めたい

どのようなキーワードを狙うべきかわからない方、記事からの成果が思ったように出ていない方に最適なサービスです。

特に、今回の事例である株式会社FGLテクノソリューションズのように、これまで実施した記事コンテンツ制作の成果の振り返りや、これから制作する記事コンテンツの戦略策定にもご利用いただけます。 

ご提供内容

精度の高い記事戦略を立てるために、ペルソナへのインタビューを通じてキーワードを抽出し、実際にそのキーワードで記事を作成した際の成果シミュレーションまでご提示します。

提供する具体的な支援内容は下記になります。

1.ペルソナへのヒアリング
弊社が貴社のペルソナとマッチする人を募り、ヒアリングを実施します。実際の声を集めて精度の高い記事戦略(キーワード効果・分類データ)を立てます。
ヒアリングはオンラインで実施し、お客様・ペルソナ・ベーシックの3名で実施を想定しています。
インタビューの主導はベーシックの担当者が行いますが、ペルソナへの質問はカスタマイズが可能です。
 

2.キーワードマップ作成
GoogleスプレッドシートまたはExcelでキーワードマップを作成し、各キーワードの平均検索回数や想定流入数を一覧化します。また、各キーワードをユーザーの検討フェーズごとに分類し、記事コンテンツ制作の優先順位を明確にします。

これらのご提供内容は以下の流れで進行します。

まとめ

この記事では、ICT分野に特化したアウトソーシングや人材派遣サービスを提供している株式会社FGLテクノソリューションズがどのように「記事初期戦略」を活用しているかについての事例インタビューを紹介しました。

FGLテクノソリューションズが提供する「情報システム部門のサポートサービス」はferret Oneでのサイトを立ち上げを行った1年目は、主に「広告」と「記事コンテンツ制作」を実施し流入増加に注力していました。
2年目の目標は、更に質の高いリードを獲得することでした。

そこで「記事初期戦略」メニューで得られた示唆をもとにサイト改善や広告のLP改善、追加するべきコンテンツの策定が進み、2年目のWebマーケティングで注力するべきことがより明確になりました。

ferret Oneが提供する「記事初期戦略」は、記事・キーワードの情報整理・戦略設計が主題としてありますが、今後のWebマーケティング施策全般においてもご活用いただけます。

ご興味のある方は、下記よりぜひお気軽にお問い合わせください。

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