ferret OneでAPIが使えるようになりました

2025年11月10日

いつも弊社サービス「ferret One」をご利用いただき、ありがとうございます。
このたびferret Oneでは、データ統合による業務効率化のための機能を続々リリースいたします。

今回は、9月にリリースされた「Webhook機能」に続くリリースとして「API機能」の第1弾をリリースをいたしました。また、合わせて「AIワークフロー機能β版」の提供も開始します。
詳細について、本リリースノートと11月に開催する機能紹介セミナーを合わせてご覧いただけますと幸いです。
※本機能の設定はワークフローツールと連携することを推奨しております。

APIやワークフロー初心者の方向けに、機能解説セミナーも開催いたします。詳しくはセミナーにご参加をお願いします。

API・Webhookの機能提供開始の背景についてはこちらをご確認ください

AIワークフローツールβ版についてはこちらをご確認ください

近年、企業のマーケティング活動では、顧客データを軸とした施策設計や運用の重要性がますます高まっています。 しかし実際の現場では、目的ごとに異なるツールを使い分けることで情報が分断され、データ連携や運用フローの煩雑さが課題となっていました。

ferret Oneでは、こうしたツール分断による非効率を解消するため、APIを通じて各種ツールとのデータ連携を可能にしました。これにより、マーケターは煩雑なデータ移行や設定作業から解放され、より本質的な企画立案や戦略設計に時間を使うことができます。

どちらもferret Oneと他ツールを連携する手段になります。
Webhookは、特定のアクションが起こったら情報を送信する仕組みです。
APIは定期的に情報を取得して相互に送ることができる仕組みになります。
リアルタイムで情報を送信したい場合はWebhook、柔軟に情報を取得したいならAPIがおすすめです。

APIを活用することで、CRMや予約システム、基幹システムとリアルタイムで連携し、二重入力やデータ反映の遅延を防止。業務スピードと正確性の向上に直結。顧客情報や商談状況をリアルタイムに同期し、マーケティング施策と営業活動を一貫して管理可能。
第1弾のリリースでは、「リード情報API」と「行動履歴API」の2つをリリースいたします。

• リード情報の一括取得
• リード情報登録
• リード情報更新（1件ずつ）

の3つのことが実施可能です。
このAPIを使うことで、APIが用意されていれば双方向の連携が可能になります。

お使いのCRM / SFAと顧客データを同期しておくと、例えば、営業の商談ステータスを連携して失注リストをferret One上で簡単に作成することが可能になります。

今までの外部連携との違い

• 現在用意されている外部連携は、Salesforceの連携以外は単一方向の連携になります
• また、連携できるツールも限定的なため、APIを活用することで連携の幅が広がります

formrun、Typeform、Googleフォームなど、外部ツールで取得したリード情報をferret Oneへ自動連携します。
これにより、複数のフォームツールから発生するリードをferret One上に集約し、一元管理することが可能になります。
手動でのデータ転記やツールごとの管理負担をなくし、リアルタイムで最新のリード情報を確認できるため、マーケティング活動の効率化と精度向上を実現します。

ferret Oneで取得したサイトの行動履歴データをお使いのツールに連携することが可能になります。
例えば、Salesforceにカスタムオブジェクトを作成し、連携することでSalesforce上で行動履歴を確認することができるようになります。

イメージ図

上記を実施することで、営業は使い慣れたツールの中で顧客のサイト上の動きを確認することができるようになり、商談前や架電前の準備に役立ちます。

管理画面の「外部連携設定>API/他」にて、APIキーの発行ができます。
ここで発行されるAPIキーと、各APIのリクエストURLを組み合わせてワークフローなどに組み込むことで、データの連携が実現できます。

それぞれの詳しい利用方法については、上述の個別APIのヘルプページをご確認ください。
※基本的にはワークフローツールとのセット利用を推奨しております。
※利用を希望される場合は、セミナー参加・担当者へご相談ください。

今回リリースされたAPI機能の活用方法、および今後のferret Oneで実現できる自動化のイメージについて解説するセミナーを開催します。
本機能の理解を深める上でも、必ず合わせてご視聴ください！

APIは、今回のリード情報にとどまらず、様々なデータに対応していきます。
年内には、ワークフロー機能の開放範囲を広げ、APIも続々公開しています。

今後も最新のリリース情報を発信していきますので、ぜひお楽しみにしてください！