ferret One操作マニュアル~サイト公開設定~

こちらのページでは、ferret Oneでサイトをインターネット上に公開する方法を解説しています。

このページを読んでわかること

サイト公開に必要な準備

公開するサイトのドメインやセキュリティなど、ferret Oneでサイトを公開するために必要な準備について解説します。

サイトを公開するための手順

ドメインへのDNS設定やferret Oneサーバーとの紐づけなど、サイトを公開するための手順について解説します。

サイト公開後に推奨する作業

サイトの分析に役立つ外部サービスをはじめとした、サイト公開後に設定を推奨する作業について解説します。

01.準備

いつまでに:サイト公開の1か月前

工数:5時間

サイト公開前の準備物を用意しましょう
サイトを公開する際に必要な、自社ドメインを用意しましょう。
一般的には、下記2つの方法でドメインを取得することができます。

(A)ドメインの取得
①独自ドメイン取得サービスを利用する
ムームードメイン
お名前.com など

②サブドメインを取得する
既にドメインをお持ちの場合、サブドメインでWEBサイト公開も可能です。
ご利用の独自ドメイン取得サービスでサブドメインを取得してください。

用語解説

ドメインとは
インターネット上の住所と例えられます。目的の家に着く(=サイトに訪れる)ためには、場所を特定する住所(=ドメイン)が必要です。

用語解説

サブドメインとは
既存ドメインに文字を追加して作成できる、新たなドメインのことを指します。
(例)http://subdomain.ferret-one.com
 ※赤字部分がサブドメイン

【補足】
ferret Oneで利用予定のドメインを現在利用していない場合には、
先に手順5 - (A)を済ませておくと、公開時の作業がスムーズになります!

(B)SSL証明書の確認
SSL証明書の設定方法を下記2つからお選びいただけます。
無料で設定簡単、更新作業が不要な①をおすすめしております。

①証明書自動登録
ferret One上で登録できる無料のSSL証明書を利用して登録します。
一度登録が完了すれば、以降更新作業は不要です。

②証明書手動登録
ご自身でご用意頂いたSSL証明書を登録することができます。
登録後は、証明書に示された有効期限前にお客様にて更新が必要です。

用語解説

SSLとは
インターネット上で情報を送受信する際に、盗み見や改ざんを防ぐ技術をSSLと呼びます。この技術が使えるように、サーバーに設置するファイルをSSL証明書と呼びます。Googleが公式にランキングシグナルに対応すると発表していますので、SEOのためにも設定をおすすめします。

02.ページ編集

いつまでに:サイト公開の1週間前

工数:企業によって様々

サイト内のページを編集して、公開できる状態に整えましょう!

(A)ページの作成・編集

BtoBマーケティングを始めるにあたって、揃えておくべきページがあります。
作成する対象ページから決めていきましょう!

サイト制作を弊社に依頼済みのお客様は、一部調整のみで公開が可能です。
納品サイトを確認し、編集が必要なページを確認しましょう。

(B)フォームの作成

公開時にまず揃えたいのは、「お問い合わせフォーム」と「資料請求フォーム」。

特に資料請求フォームを作成することで、まずは概要だけ知りたいという
ユーザーの心理に答えることができます。

03.外部ツールとの連携

いつまでに:サイト公開の1週間前

工数:3時間

既にお使いの外部ツールとferret Oneを連携させたい場合は、
各ヘルプページ記載の連携手順を確認して作業を進めましょう!

SFA/CRM
ferret OneとSFAを連携すると、サイトのフォームを通過したリード情報を直接外部サービスに保存できるようになります。

MA
ferret OneとMAを連携すると、フォーム通過後リードが連携ツールへ自動登録されます。
また連携ツール側で行動履歴が見れるようになります。

その他

ヘルプページ

計測タグやトラッキングコードの追加が必要な外部サービスについては、Googleタグマネージャー経由での設定が可能です。

04.リダイレクト設定(リニューアルのみ)

いつまでに:サイト公開の1週間前

工数:想定工数5時間

【注意】
この手順は、サイトを公開する上で必須の作業ではありません。
下記に該当するお客様のみ実施ください。

  • 既に公開されているWebページをお持ちの方(※1)
  • (※1)のURLと、今回公開するサイト上のURLが異なる方
  • (※1)と同じ役割のページを今回公開するサイト上に配置される方

リダイレクト設定を実施することで、これまで獲得していたSEO評価を
ferret Oneのサイトでも引き継ぐことができます。

下記ヘルプページ記載の手順に従って、登録をお願いいたします。

リダイレクトの仕様について

  • リダイレクトはプレビューでは動作せず、公開ページ・記事で動作します。
  • パラメーター付きのURL(転送元に#〇〇といった記述)はリダイレクトが動作しません。
  • パラメータに日本語が含まれる場合、URLエンコードしてください。

05.ドメイン設定(サイト公開)

いつまでに:サイト公開当日

工数:30分

(A)公開前チェックリストの確認

サイト公開をする前に確認しておきたい内容をチェックすることができます。
必須表示のある設定は必ず確認し、完了にチェックを入れておきましょう。
※すべて完了にせずとも、サイト公開は可能です。

管理画面 > 設定 > 基本設定 > 公開前チェックリスト タブから確認可能です。

※クリックして拡大します

(B)DNSのAレコードを設定

取得したDNSレコードの管理画面にて、Aレコードに下記情報を設定します。

 ホスト名 種別  TTL 内容 優先度
 設定したいドメイン  A   15.197.172.243  
 設定したいドメイン  A   3.33.186.173  

※一部のDNS設定では、Aレコードを1つしか登録できないようです。
 その場合は一行目のみを設定してください。

用語解説

DNSとは
ドメインは人間が理解しやすいよう文字で管理されますが、コンピューターはより理解しやすい数値(IPアドレス)で管理します。
このとき、ドメイン(住所)とIPアドレス(数値)を紐づけするシステムをDNSと呼びます。

(C)ferret Oneへのドメイン設定

下記画像の順番に沿って取得した新規ドメインを入力し、
最後を「独自ドメインを使用する」に変更して、「更新」ボタンを押してください。

※クリックすると拡大します

Q&A

ディレクトリ配下でのサイト公開

特定ディレクトリ以下へのアクセスを、ferret Oneのサーバーに転送ができます。
専門知識を持った技術者の監修の下、ご自身の責任にて実施をお願い致します。公開設定方法は下記ページをご参照ください。
既存サイトの配下(ディレクトリ配下)に ferret Oneを設定する方法

(D)SSL証明書の設定

【注意】
この作業は「(B)DNSのAレコードを設定」が完了してから、
最低でも30分~1時間以上経過してから実施してください。
(レコード更新情報が伝播されるまではエラーとして表示されます)

【ferret OneのSSL証明書を利用する場合】
ferret One管理画面の設定 > 詳細設定 > SSL証明書 を開き、
証明書自動登録」を選択して「保存」をクリックします。

※クリックすると拡大します

【お手持ちのSSL証明書をご利用の場合】
下記ヘルプページ記載の手順に従って、登録をお願いいたします。

(E)テスト公開モードをオフにして、公開する

設定 > 基本設定 より、以下2点を確認して「更新」ボタンを押してください。
①テスト公開モードがオフになっていること
サイトの公開・非公開の項目が「公開」になっていること

ヘルプページ

wwwあり/なしを統一されたい場合は、下記ページにて手順をご確認ください。

(F)SPF/DKIM/DMARCの設定

【注意】
この作業は今後ferret Oneのメール配信機能を利用される方のみ実施ください。
またサイト公開前のメール配信は一部機能が動作しない場合がございますため、 上記手順(E)にてサイト公開をした後にご利用ください。
>メール配信機能の利用方法はこちら

【SPF(Sender Policy Framework)】
ferret Oneでは独自ドメインのメールアドレスからメール送信する機会がある場合、
 SPF設定を推奨しています。
下記ヘルプページを参考に設定を進めましょう。

【DKIM(DomainKeys Identified Mail)】
DKIMを設定することで、配信ドメインの信頼性が上がりお客様とのやり取りで
トラブルが生じる可能性が低くなります。
下記ヘルプページを参考に設定を進めましょう。

【DMARC
(Domain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)】

DMARCを設定することで不正なメールが受信者に届くリスクを減らし、
ドメインの信頼性を高めることができます。
下記ヘルプページを参考に設定を進めましょう。

用語解説

SPFとは
SPF(Sender Policy Framework)とは、なりすましメールなどのドメイン詐称を防ぎ、 送信元ドメインの正当性を検証する仕組みです。
SPFが未設定のドメインからメールを送ると、ユーザーのメールボックスで受信が拒否されてしまう可能性があります。

用語解説

DKIMとは
DKIM(DomainKeys Identified Mail)とは、受信した電子メールが「正当な送信者から送信された改ざんされていないメール」かどうかを調べることができる送信するドメインを認証するための技術です。

用語解説

DMARCとは
DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting, and
Conformance)とは、電子メールの送信元認証を強化し、フィッシングやスプーフィングを防ぐためのセキュリティ標準です。
またDMARCを実装するには、上記2つ(SPFとDKIM)の設定が基盤となります。

06.サイト公開後の設定

いつまでに:サイト公開当日〜翌日

工数:1時間

検索エンジンにサイトを巡回・登録してもらうための設定をしましょう!

(A)Googleサーチコンソールの連携

検索結果にページを表示させるには、検索エンジンに「発見(クロール)」され、
検索エンジンのデータベースに「登録(インデックス)」される必要があります。
まずは検索エンジンにクロールをリクエストするために、
Googleサーチコンソールを設定して、サイトマップ登録を行いましょう。

 
ページが公開されてからクロール・インデックスに登録されるまでには、
しばらく時間がかかりますのでご注意ください。
(一般的な目安: 1 日から数週間)


用語解説

インデックスの状態を確認する
インデックスされているか確認したい場合は、下記ページをご覧ください。
Google 検索で自分のページが見つからない場合

(B)サイトマップの送信

サイトマップはウェブサイトの構造を示すファイルであり、
サイト上のすべてのURLがリストになって保存されています。
検索エンジンがサイト内のクロールをより効率的に行うために有効なのが
サイトマップであり、サイト公開直後には積極的に送信することをお勧めします。

よくあるご質問

よくある質問をカテゴリ別にまとめています。

既に運営しているWebサイトの特定ディレクトリ配下に、ferret Oneのサイトを表示できますか?

はい。特定ディレクトリ以下へのアクセスを、ferret Oneのサーバーに転送することができます。
実施するには下記ヘルプページ冒頭の留意事項をお読みいただいたうえで、
専門知識を持った技術者の監修の下、ご自身の責任にて実施をお願い致します。

・既存サイトの配下(ディレクトリ配下)にferret Oneを設定する方法

ドメインにはいろいろな種類があるようですが、SEOや施策に有利なドメインはありますか?

ドメインの種類(.jp、.net)によって、SEOや施策への優劣に関する影響はございません。

またドメインは長すぎず、自社名やサービス・商品名などを使ってわかりやすい文字列の設定をおすすめします。
(参考):ドメインとは?メリット・種類・決め方をかんたんに解説 

     ※外部サイトへリンクします

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操作に困ったときは?

操作に困ったときは、下記の資料・ヘルプページをご用意しています。
テクニカルサポートも対応しておりますので、ぜひご活用くださいませ。

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