ferret OneでのHTML記述における注意点

2025年03月31日

いつもferret Oneをご利用いただき、ありがとうございます。
2025年03月31日(月)、ページ編集機能での「新リッチテキストパーツ」のリリースに伴い、
全てのプランでページ編集におけるHTMLの記述ができるようになりました。

本リリースでは、HTML記述の仕様と、ご利用にあたっての注意点についてご案内します。

後述しますがHTMLの記述は、CSSやJavascriptと同様、サポートは有償でのみ承っております。
あらかじめご了承ください。

 

※新リッチテキストパーツのリリースについては、こちらのリリースノートをご覧ください。

HTML記述の仕様について

HTMLの記述は、この度リリースされた「新リッチテキストパーツ」の中で利用できるものです。

ページ編集だけでなく、共通パーツ・共通エリア(ナビやフッター)・ページテンプレートなどでもご利用いただけます。

<body>~<body>内の要素が利用でき、<script>タグはJavascriptパーツ内にて記述いただく形になります。

新リッチテキストパーツは「デザインモード」と「HTMLモード」の切り替えができるもので、両者は互換性を持つ形で保存がされます。

そのため、HTMLで記述したもののプレビューが、デザインモードに切り替えることでタイムリーに確認できます。

HTMLに関する注意点

①既存のCSSやJavascriptと干渉する可能性

既存のHTMLコードをそのままペーストすれば、ferret One内に即移管ができる、というものではありません。

サイトの外観設定で指定されたCSSや、パーツの中にあらかじめ組まれているCSSやJavascriptなどとバッティングし、意図しない表示になる可能性があります。その場合、

  • HTMLのコードを調整する

  • 外観設定のCSSを調整する

  • 新リッチテキストパーツが入っているセクションパーツや複合パーツを変えてみる

といった工夫が必要です。

②未対応のタグがある

今回のHTMLは、ferret Oneのページの箱の中で記述できるものになります。

そのため、ページ全体を規律するタグや、ferret Oneの裏側で既に入っているタグは、干渉し不具合が発生する可能性がありますのでご注意ください。

以下、ferret OneのHTMLで未対応のタグの一例です。これらの未対応のタグは、HTMLモードへの記述から省略いただく形になります。

1.<meta>タグ

<meta>タグは、SEOやSNSの共有情報、表示スケールの指定などに使われますが、これはページ全体の設定と干渉するため、新リッチテキストパーツ内で記述をしても反映されなくなります。

2.<head>タグ

<head>は、外部スタイルシートやスクリプトの読み込み、タイトルやメタ情報の設定など、ページの初期設定をする場所です。新リッチテキストパーツ内に含めると不必要に重複したり、読み込みエラーの原因になったりする可能性があるため、避けるのが良いです。

3.<body>タグ

<body>は、HTMLドキュメントのメインコンテンツを囲むタグです。新リッチテキストパーツはあくまで一部のパーツであるため、ページ内に配置する場合は既に存在する<body>タグ内に挿入されます。これにより、新リッチテキストパーツで再度<body>タグを使用すると、構造が重複して不具合が発生する可能性があります。

4.<html>タグ

<html>はHTML全体を包むタグであり、ページ全体を一つのドキュメントとして定義する役割を持っています。新リッチテキストパーツで使用すると、ドキュメント構造が複数定義されてしまい、エラーや表示の不具合を引き起こす可能性があるため、省きましょう。

5.<title>タグ

4のhtmlタグと同様の理由です。

6.<script>タグ

Javascriptパーツで記述するのがおすすめです。

③サポート対象外の機能です

CSSやJavascriptと同じく、HTMLはテクニカルサポートの対応外とさせていただきます。

記述に対する質問にはお答えできない可能性があります。

サポートが必要な場合は、弊社制作チームにて有償でのご対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。

HTMLで組まれた外部のページをferret Oneに移管する手順

HTMLで組まれた外部のページを、ferret Oneに移管する際の手順を紹介します。

ここでは、ferret のTOPページを例に解説します。
https://ferret-one.com/

なお、ページの移管を弊社で代行することも可能です。こちらのページよりお問い合わせください。

①該当ページのHTMLをコピー

検証ツールを開き、対象となるHTML部分をコピーします。ページを管理しているシステムから直接ソースコードを参照しても構いません。

②リッチテキストのHTMLモード内にコードを貼り付け、反映度を確認

リッチテキストのHTMLモード内にコードを貼り付けます。
デザインモードに切り替え、意図した見え方になっているか・表示崩れが置きていないかを確認しましょう。

多くの場合、既存のCSSとバッティングすることで、何かしら表示に不備が生まれることが多いです。

③CSSの修正&反映

外部ページのCSSファイルを取得します。今回の場合、下記の赤枠の部分がファイルに該当します。

上記ファイルのCSSのうち、ferret Oneへの反映が必要そうな場所を確認し、外観設定orページのCSS設定から修正しましょう。

④反映を確認後、公開

修正したい箇所の調整ができたら、プレビューで確認ののち、公開しましょう。

まとめ

今回は、新リッチテキストパーツのリリースに伴い利用可能となったHTMLパーツの利用方法と注意点ついてお知らせしました。

これからもより拡張性の高いCMSを目指して参りますので、ferret Oneをどうぞよろしくお願いいたします。

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