ferret Oneを運用している2社にインタビュー!マーケティング施策の実行量や工数についてご紹介
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そもそもなぜマーケティング施策の実行量が重要なのか?
BtoBマーケティング活動の成否を分けるポイントの1つが、マーケティング施策の実行量です。
マーケティング施策実施のリソースが無い、予算がないという理由で思うように進まない企業様も多くいらっしゃいますが、マーケティング施策実行量を増やさなければ成果が出にくいことも事実です。
「マイクロソフトの分析チームに学ぶ A/Bテストの効果的な実施法」(ダイヤモンド社,2018) によると、有効施策はわずか全体の3分の1であり、その他は変化なし、悪影響という結果というデータもあります。
つまり、一つの施策に絞って成果が出るのを祈ろう、とマーケティング施策の実行量を増やさない場合、得たい成果・目標に到達するまでに途方もない時間がかかってしまいます。
施策が外れる可能性も考慮して施策量を担保し、その中で有効な施策を見つけていくことが非常に重要になります!
実際に導入して間もない企業様にとっては、これから運用しいく中でどのくらいの施策を行えばいいのか、イメージが難しい方も多いかと思われます。お客様から、上記のようなご質問をよくいただきます。
・ferret Oneを導入した後、マーケ施策をどのくらい行えば目標達成できる?
・ぶっちゃけ、施策にどのくらいの工数を割かないといけない?
サービスや業界、組織体制によって目標達成までのスピードは変動しますが、一般的に皆さまがイメージされているよりも、多くの施策実行量が必要となります。
地道なPDCAの繰り返しで、初めて達成までのマイルストーンが見えてくるというのが現実です。
- これからマーケティング施策を実行していく方
- マーケティング施策実行量の目安を知りたい方
- 他社がどのくらい施策実行に工数をかけているか、実例を知りたい方
上記に該当する方向けに、実際のferret Oneユーザーの事例を交えながら、マーケティング施策実行量の目安について解説します。
導入企業にヒアリングをしてみた結果
では早速、1社目の企業様のインタビュー内容を見ていきましょう!
1社目の企業様は人材業界で、研修のサポートやコンサルティング、社内人材の育成活用サービスなどを提供している企業様のインタビューです。
〜 A社さま:人材業界 〜
Q:ferret One導入前の課題・当初の成果
「ferretOneを導入する前は、そもそもマーケティング施策も実行しておらず、オンライン経由でのリード獲得も全く出来ておらず、マーケ施策事項のための土台がありませんでした」
「何から初めていいかわからず、サービスを紹介するサイトもない状態からferretOneを導入したので、文字通り0からのスタートでした。」
Q:当初のマーケティング施策実行量
「展示会に出ていたくらいで、webマーケティングの施策は何も行っていなかったので、実効量は0と言ってもいいくらいの状態でした」
Q:マーケティング施策実行をしながら、つまずいた箇所
「webマーケティングについて無知の状態だったので、とりあえずベーシックの皆様のアドバイスに従い何でもする、というスタンスでした。実際にアドバイスを聞いていくうちに、必要なマーケティング実施量が想像以上にたくさんあると分かり、驚きました。」
「SEO対策のために記事代行をベーシック社に依頼しましたが、記事の中心となるKWの選定や、骨子も作成するフローなど、記事制作を進めていくセオリーのようなものがあることに驚きました。代行を依頼できる部分は依頼しつつ、マーケ施策に関わる情報を頑張ってキャッチアップしていました。
「内製しつつ制作代行の依頼をしていたので、なにかに躓く手前でとどまっていた気がします。ferret Oneの操作面で躓いた箇所を強いて挙げれば、レポート機能が多く、どの指標を見ればいいのかが少し分かりづらいと思いました。ただ、機能自体は使いやすかったので、操作面で困ることはなかったです。」
Q:導入後のマーケティング施策実行量と現状の成果
〜実施した施策〜
・サイト内改修
・新規ページ作成
・EFO
・メルマガの送付
・ステップメールの送付
・サイト内分析
・記事制作
「現状は2名体制でferret Oneを運用しております。私は主にページ改修や、各商材ページの作成や見直し、資料ダウンロードページの改修、メルマガの送付、ステップペールの送信、そしてサイト分析などを行っております。導入直後は1日1時間程度、上記の施策に時間を充てていましたが、今は施策実行量を増やすために、1日平均2時間くらいをferret Oneの活用とマーケ施策の実行に充てています。メルマガ施策も重要なので、やはりこのくらいしないといけないと思い頑張っています。」
「また社長にも、記事制作や作成後の校閲・確認・手直しなどを手伝ってもらっております。多いときは1週間丸ごと記事作成に充ててもらっていることもあります。本業務は土日にやっていたりいなかったり....笑」
「記事自体は月5本くらいのペースで公開しており、目安となる記事数である60本〜100本を目指してがむしゃらに行っております」
「おかげさまで、web経由での成約が発生しました!月1件くらいは具体的なお話をする商談につながっておりますが、まだだまこれから増やしていこうと思っています」
「コンテンツマーケティングの成果は実感しており、一度サイトに訪問し、再度訪問してCVしたweb経由の見込み顧客は、温度感が高くアウトバウンドよりも営業がしやすいと感じます。Web集客をするメリットだなと感じております」
*ご参考情報:こちらのお客様は何もweb経由のでマーケティング施策を実行していない状態から、現在5ヶ月程度で訪問者数が月4,500件を超えており、CVRも2%を超えている状態です。
〜 B社さま:産業用機械・機器卸業界〜
2社目の企業様は産業用機械に特化したコンサルティングで、自
動切断機などの卸売を行っている企業様です。
Q:ferret One導入前の課題・当初の数値
「新規のリード数を増やしたいというのはもちろんありました。それに加え、新製品のリリースなどで新規ページしたい時に、都度制作を外注していたフローにも課題を感じておりました。少し依頼するだけで数万円の費用がかかっていたのがコストになっていたのです。ferret Oneの導入後は、効率的にページを作成できるようになりました。」
「当時の流入数は、月5000件くらいが最大だったと思います。CV数は、お問い合わせやカタログのダウンロードを含めて月100件〜150程度でした。」
Q:マーケティング施策の実行量
「事例記事の作成とSEO記事の作成、適宜行うページの新規作成など諸々含めて月に3日〜5日程度かかっていたと思います。メール配信については月1回もやっておらず、ワンシーズンで数回の配信程度でしたね。」
Q:マーケティング施策実行をしながらつまずいた箇所
「ferretOneの操作面に関してはそんなに困ったことはなく、適宜実施しているMTGでの質疑応答などで疑問点もすぐに解決できていました。」
「サイトに掲載するコンテンツを用意するのには、一定工数がかかりますね。特に導入事例の作成は時間がかかります。インタビューをする企業様への打診や、仮にインタビューの許諾が取れた場合でも、インタビューから掲載までのやりとりが発生したり、先方の要望で掲載が延期になったりすることもあり、気を抜けないです。取材のために、遠方へ訪問することもありますね。」
Q:導入後のマーケティング施策実行量と現状の成果
〜実施した施策〜
・サイト内改修
・新規ページ作成
・導入事例作成
・メルマガの送付
・記事制作
「先ほど申し上げた工数でコツコツ継続をしていった結果、今では平均して月に250件くらいのCVが発生しています。すべての商談を追っているわけではないですが、燃焼器の部門ではHPから来ている引き合いは100%受注できるくらいの温度感になっているようです。私にゴマをすっているかもしれませんが....笑」
「ただ、確かに商談の確度は高くなった感覚はあり、成果が出ている部署では、『こういったマーケティング施策を実施するのはどうか?』『こういったページを作成するのはどうか?』など、のマーケティング施策の改善に関する会話が生まれるようになりました。」
「ボトムアップの声なども増えましたし、トップダウンの指示もかみくだき、スムーズにマーケティング施策を実行してくれるようになり、以前より施策実行がやりやすくなった感じがします。」
*ご参考情報:こちらのお客様は現在、月間に約9000件の訪問者数、CV数も200件以上で、CVRも2%を超えている状態です。
ferret Oneが推奨するマーケティング施策量の目安
実際にferret Oneで成果を出されている企業様の事例について紹介しました。
それぞれ行っている施策の種類や工数は違いますが、共通して月の約1/4ぐらいは時間をかけていることが分かります。
一部のお客様にはご説明していますが、ferret Oneが推奨しているマーケティング施策実施量の目安についてご紹介いたします。
例として、BtoBマーケティングの王道である、3つの施策の工数目安をご紹介いたします。
記事制作は、5記事の制作に約52.5時間がかかっております。SEO対策を意識する場合、2,000〜3,000文字のボリュームを担保しつつ、一次情報や独自性を交えた情報を加え、内容に事実誤認が無いかなど、校閲/校正なども含めての工数が発生します。
導入事例は、インタビューの実施時間やその後の書き起こしも含めて、1記事あたり約31時間かかります。オフラインかつ遠方でのインタビュー実施となる場合は、より多くの時間がかかります。
ホワイトペーパーの制作は、記事と同様、一次情報や独自性を交えた情報を加え、内容に事実誤認が無いかなど、校閲/校正なども含めて1冊あたり約43時間の工数が必要となります。
コンテンツは何本ぐらい用意すればいいの?という点に関しては、導入事例については12本、SEO記事は60本、サービス紹介資料は1本、ホワイトペーパーは3本が必要になります。これらは最低基準の目安なので、上記の本数でストップしてOKというわけではなく、継続して量産していくことが成功の鍵です。
ではなぜ量産し続けることが重要なのでしょうか?
上記のデータからも読み取れる通り、ホワイトペーパーに関しては約7割の方が内容にがっかりした経験があり、クオリティについては妥協は禁物です。
クオリティについては、ホワイトペーパーをたくさん作って慣れていくことが、満足度の高いホワイトペーパーを生み出す一番の近道です。良質なホワイトペーパーは、将来的な商談につながり、受注にも貢献します。
また、ホワイトペーパーは種類によって受注(質)に直接貢献するものもあれば、多くのリード獲得(量)に貢献するホワイトペーパーもあります。たくさんのホワイトペーパーを用意し、量から質へ転換していくことも重要になります。
ferret Oneのお客様の傾向としては、記事が60本を超えたあたりからサイトの評価アップ・検索順位の上昇が起こりやすくなり、訪問数が一気に伸び始める傾向があります。
自然検索からの訪問数が伸びた結果、広告に依存していた環境からも脱却することができたという事例もございます。
マーケティング施策の成功率は約30%ということも踏まえると、マーケティング施策の量の重要性も理解いただけたのではないでしょうか?
ferret Oneの機能を用いた効率的な施策実行方法
施策の数の重要性はご理解いただけたと思いますが、そうは言ってもリソースが足りないという企業様がほとんどなのは、我々も十分承知です。
実際にお客様とお話しする中でも
「リソース不足で思うようにマーケティングの施策実効量が増やせずに困っているが、いい方法がなく現状維持のままになっている...」
ということも多いです。そういった場合にご紹介しているのが、ferret OneのAIアシスタント機能。
生成AIの力を借りて効率的に施策量を増やす方法です。
実際にAIアシスタント機能を使って記事を書いていただいたお客様で、記事制作の工数が10時間30分→1時間に削減できた事例もございます!
さらにAIアシスタントは、コンテンツ作成で外部パートナーとの調整に工数を割かれている方にも効果を発揮します。
AIアシスタントのもう一つのメリットとしては、ご自身とAIアシスタントだけでのやりとりで完結できる点にあります。
株式会社文化放送様の場合、依頼工数を0にし、コミュニケーションコストを大幅に減らすことができた事例もございます。
ご自身の負担を減らし、成果を最大化させるAIアシスタント。もしご興味がありましたら、下記のボタンから詳細をご確認いただけますと幸いです。
ぜひこの機会にAIアシスタントを利用して、施策実行の効率化を進めてみましょう!