AI技術を活用したシステム開発事業を手がける株式会社divxさま。この度ferret One MCPを用いてブログ・メールの自動化を実現することができました。今回は同社の物部さんと山本さんに、MCPの活用方法や効果についてお伺いしました。
| 社名・サービス | 株式会社divx |
|---|---|
| 事業内容 | AI技術を活用したソフトウェア開発およびソリューション提供 |
| Webサイト | https://www.divx.co.jp/ |
| 自動化した取り組み | メルマガ文面の作成・入稿/ブログ記事の作成・入稿/メルマガの配信レポートの自動転記 |

取締役CTO 物部 英嗣 氏
新卒でNTTのグループ会社にてエンジニアとしてキャリアをスタートし、いくつかのベンチャーのCEOやCTOを歴任し、上場に貢献。2020年8月株式会社div入社、2021年1月に株式会社divxにジョイン。

CTO室 技術広報室 山本 由起 氏
外国語専門学校卒業後、製造分野の人材アウトソーシング企業を経て大学で情報学を専攻。2023年4月に株式会社divxへ新卒入社し、現在はデジタルマーケティング・広報を担当。
物部氏:弊社は、AI技術を用いた開発支援会社です。そのため、ClaudeなどのAIは日常的に使っており、いかにClaude内で作業を完結するかという観点を突き詰めている中で、たまたまメールで本機能の案内を見て、これはぜひ使いたいと考えました。
山本氏:当時抱えていた課題として、一番頻度高く行っている施策である「メール配信」の工数を減らしたいなと思っていました。1日1配信を行っているのですが、やはり時間がかかりますし、品質を保ちながら本数を増やそうとすると、それだけ工数もかかる。しかもマーケティング業務を行っているのは私1人のため、本数を増やしたくても増やせない状態でした。
また、ブログ記事については、社内の開発メンバーがテックブログを定期的に書いてくれているんですが、ferret Oneにはあまり慣れていないので、入稿の部分でどうしても手間がかかっていました。書く人が入稿まで自分で完結できる仕組みがあればとずっと思っていたんです。
さらに、配信レポートも、結果が出るたびに手動でスプレッドシートに書いてSlackに投稿して……という繰り返し作業で、地味に時間を取られていました。
クオリティを落とさずにメール・ブログともに自動化
山本氏:触ってみた感想として、まずメルマガの作成は「本当に変わったな」と思いました。手動でやっていた時のスキルドキュメントをそのままMCP用に改善したので、クオリティはほぼ変わらず、それで3〜4本が同時に出せるようになりました。
ブログ記事の入稿は、本文の構成自体は執筆者ごとの自由な書き方をそのまま活かしつつ、既存記事から見出し・表・リストの変換ルールや記事末尾の定型ブロックを一度確定させてスキル化することで、スムーズに入稿できるようになっています。
さらに、ferret Oneのメールマガジンの配信レポートの自動化も試しました。ferret OneのAPIキーを既存のGoogle Apps Scriptに設定して、指定した時間に配信結果を自動取得→スプレッドシートに自動反映→Slackに自動投稿するフローを組むことで、今まで定時に手動でやっていたことが全部自動になりました。
スキルもAIと壁打ちしながら作ることに成功
山本氏:弊社の得意分野ではありますが、メールの自動入稿・ブログの自動入稿いずれもスキルを用意して実現することができました。
MCPの導入自体はマニュアルに沿ってすぐ行うことができ、その後もAIと壁打ちしながらスキルの構成を相談して作ることができました。
メルマガ作成の量が3〜4倍に
山本氏:1日1本だったメルマガが、同時に3〜4本作れるようになりました。クオリティも手動と変わらないまま量を増やせたというのが一番大きな変化です。画像は別ツールで生成して後から差し込む運用にしていますが、Claudeがその生成用プロンプトも同時に出してくれるようにスキルを設定しているので、全体の流れがスムーズです。
エンジニアメンバーが自分で入稿できる体制へ
山本氏:弊社ではエンジニアメンバーが「テックブログ」という記事を定期的に執筆・公開しているのですが、ferret One MCPで入稿ができるようになったことでferret Oneの操作方法を共有しなくても完結ができそうです。
今後はテックブログ入稿のスキルを開発メンバー全員に共有して、書いた人が自分でClaudeに投げるだけで入稿まで完結できる体制を作っていく予定です。

divxさまのテックブログ:https://www.divx.co.jp/__/categories/tech-blog
定時の繰り返し作業がゼロに
山本さん:配信レポートのスプレッドシート転記・Slack投稿が完全自動化されました。「決まった時間に決まった作業をする」という繰り返しから解放されたのは、思っていたより楽になりました。

山本氏:メルマガを定期的に複数本出していて、作業量的に本数を増やしにくいと感じている方には、すぐに効果を実感できると思います。スキルを一度作ってしまえば、あとはClaudeに投げるだけで同じクオリティのものが量産できる。
開発チームや社内メンバーに記事を書いてもらっているけど入稿が大変、という状況でも使えます。書く人がClaudeに頼むだけで入稿まで完結する仕組みを作れるので、マーケ担当への依存を減らせます。
物部氏:あとは、面倒な業務はなるべくしたくない、エンジニア気質のある人も適していると思いますね。そういう人はAIを抵抗なく使っているので、そういう人にはferret One MCPは無くてはならないものだと思います。
レポート周りをさらに発展させていきたいと思っています。週次・月次の経営会議に使うレポートを、MCPでferret Oneからデータを引っ張って自動生成できたらいいなと。GASで組んでいますが、Claudeのスケジュール設定でも似たことができると聞いたので、そこも試してみたいです。
物部さん、山本さん貴重なご意見をお聞かせいただきありがとうございました!
ferret One MCPは、AIエージェント(Claude Codeなど)からferret Oneを直接操作できる連携機能です。記事の下書き作成・入稿、メルマガ作成・配信設定など、マーケティングの一連業務をAIを通じて操作することができます。