多機能なferret Oneを導入してまずは何から始めればいいの?導入時の手順をご紹介!
目次[非表示]
- 1.「ferret One」を理解する
- 2.目的と目標を設定する
- 3.施策の優先順位を決める
- 3.1.広告について
- 3.1.1.①競合のLPや広告内容をリサーチし、参考にする
- 3.1.2.②LPを作成し、広告設定しましょう。
- 3.1.3.③流入の数と質を見ながら改善
- 3.2.メール配信施策について
- 3.2.1.①社内の名刺情報を集める
- 3.2.2.②リストを作成し、メールを配信してみましょう
- 3.2.3.③配信結果を分析し最適化を目指しましょう
- 4.活用事例のご紹介
Webマーケティングに必要な機能が揃ったオールインワンツール「ferret One」ですが、メイン機能としては単純明快な「CMS」です!
本記事では、ferret Oneを導入したらまずやるべきことの手順をご紹介します!
「ferret One」を理解する
最初に、「ferret One」がどのようなツールかの大枠を理解しましょう。「ferret One」は、ホームページ作成の「CMS」から簡易的なマーケティングオートメーション「MA」までを1つにまとめたオールインワンのWebマーケティングツールです。それぞれの機能は連動性を持っており、これらが一体となって動くことで、最大限のパフォーマンスを発揮します。
「いろいろできるんだな~」と、できることの大枠だけをざっくりと理解し、まずはメイン機能である「サイト制作のCMS」を利用してみましょう!
サイト制作機能であるCMSでは下記の用途で利用できます。
- ページ(LP)作成
- ブログ作成
- フォーム作成
サイト公開までの4ステップは下記の通りです!
まずはferret Oneでサイトを作り公開まで進めていきましょう。
詳細は下記よりご覧くださいませ。
■ferret Oneスタートアップガイド-サイト構築編-
目的と目標を設定する
次に、ferret Oneを利用して企業や商品、サービスごとの目的、目標を設定しましょう。Webマーケティングにおける目的と目標は明確でなければなりません。例えば、新規顧客獲得のためには「Lead Generation(リードジェネレーション)」、見込み顧客の購買意欲の強化のためには「Lead Nurturing(リードナーチャリング)」など具体的な施策を立て、それに向けて動き始めましょう。今までの傾向から目標を設定し、それに向けて行動を始めることで、無駄のない実践的なマーケティングが可能となります。
目標設定をする/しないの重要性は、Webサイトの成果としてもデータで如実に現れています。
ferret Oneでは「ダッシュボード」に目標設定をする箇所があります。PDCAを回すためには日々「自社の進捗はどれくらいか?」を認識する必要があります。そこの理解ができていることで課題が見つかり、次は何をやらなければならないのか?がより明確に分かるようになります。
詳細は下記よりご覧くださいませ。
■ferret Oneスタートアップガイド-目標設定編-
施策の優先順位を決める
続いて、「ferret One」を利用して目標達成をするために「何をしていくか?」を検討しましょう。ferret Oneは施策のPDCAをはやく回すためのツールですので、ferret Oneを導入した”だけ”では成果は出ません!
弊社が推奨している「施策の優先順位の考え方」は下記です。
上記の図を参考に、まずは流入施策の中の「広告」から取り組んでいきましょう!
広告について
SEO記事は60本以上公開することで効果が跳ねやすいというデータも出ていますが、そもそものWebマーケティングをする上でのターゲットだったり、何をどう伝えていくのか、言葉や見せ方など訴求面がまだまだの段階だとすると「60記事作ったけど全然・・・」というケースも往々にしてあります。
まずはPDCAを回しやすく顕在層にアプローチができる、即効性のある「Googleのリスティング広告」で勝ち筋を見つけてからコンテンツなどを量産していく方が効率的です。
①競合のLPや広告内容をリサーチし、参考にする
類似商品、類似ターゲットで先行して施策を実施している競合他社を参考にしながら、参考にするべきところ・改善するところを決めていくことは最も効率的で施策実施に至るまでのスピードが早いです。
②LPを作成し、広告設定しましょう。
ターゲットや訴求する内容など、いくつかパターンの異なる訴求のLPを試してみると、成功パターンが見えやすくなります。
広告出稿の際に同じ出稿条件でLPのみいくつかパターンを用意してセットしABテストをすることが可能なので、一度にいくつもの効果を検証できます。
③流入の数と質を見ながら改善
流入は多いけどCVしない、もしくは流入は少ないけどCVする、など成果にもパターンが見えてくるはずです。
流入が多いけどCVしない原因は、訪問者が期待した広告掲載文とLPの内容が違うことが考えられるので、広告文やキーワードとLPの内容の両者の内容を見直してみましょう。
逆に流入は少ないけどもCVが多い場合は、広告の露出を増やしてもっと流入を増やすことが成果に繋がるので広告文や出稿キーワード、広告単価を見直してみましょう。
メール配信施策について
メール配信施策は元からリード(ハウスリスト)数が一定あることが条件にはなりますが、継続的に費用がかかることがなくメール作成工数のみで実施することでき、費用をかけずにPDCAを回すことができる有益な施策です。
①社内の名刺情報を集める
社内の営業がバラバラに管理している場合は名刺情報を収集、もしくは別ツールで管理されている場合にはCSVでエクスポートし、ferret Oneにインポートしてみましょう。
②リストを作成し、メールを配信してみましょう
まずは、メールを送信する対象者のリストを作成します。まずは全顧客への配信、その後、必要に応じて全リード情報(ハウスリスト)内の顧客を特定の条件に基づいてグループ分けをしてみましょう。グループ分けの例として、ターゲット、従業員規模、業種・業界などに基づいてリストを作成することが挙げられます。
③配信結果を分析し最適化を目指しましょう
配信後の分析ではメールの到達率、開封率、クリック率、コンバージョン率などの項目を測定しましょう。(ferret Oneの管理画面から見ることができます)
下記は各指標の説明と参考数値です。
■分析するべき指標の説明
■分析するべき指標の参考数値
成果を確認できた後は「A/Bテスト*」などを行い「最適化*」を目指していきましょう。
*「A/Bテスト」:メールの件名、コンテンツ、デザインなどの要素を変更して、どれが最も効果的であるかをテスト
*「最適化」:上記の分析とA/Bテストの結果を基に、次回のメール配信コンテンツやターゲティング戦略を改善・最適化しましょう
活用事例のご紹介
ferret One導入から順調に運用・活用していただいた事例を3つご紹介いたします。
スマートキャンプ株式会社さま(広告・LP制作)
SaaSマーケティング支援事業のスマートキャンプ株式会社さまでは、メインとして広告施策に取り組んでいただきました。
法人向けSaaS比較サイト「BOXIL SaaS」のベンダー獲得を担うインサイドセールス部でご導入いただき、これまでもセミナーや広告などのマーケティング施策は実施したものの各施策の連携が不十分な部分が課題となっており、点で実施されていた施策を統合的に運用していくために、まずは施策の受け皿となるLPの整備から始めることになりました。
■実施した施策手順
- 「BOXIL SaaS」のベンダーのペルソナを作成
- ペルソナ(ターゲット)ごとの訴求を整理
- 1ターゲット用のLPを作成、それを複製しその他ターゲット用にテキストやイメージの変更
- LPをペルソナごとに作り分け、広告運用をすることで成果UP!
より良質なリードを増やしていくには、ペルソナごとにLPを複数作って出し分けるのがよいだろうと仮定しペルソナごとのLP制作、広告運用を実施していただいたきました。
各施策がferret Oneで一括管理でき、学習コストが低くLPをスピーディーに作れるようになり、よりマーケ施策を強化していくことができました。
■事例の詳細はこちらから
アピ株式会社さま(メールマーケ)
業界自体でWebマーケティングがかなり遅れている健康食品OEM/ODMのアピ株式会社さまでは、まずは各営業が所有している顧客情報を集め、全顧客へのメールマーケ配信から開始いたしました。
会社としての取扱商品が多く、一人の営業が担当する顧客数も多く全ての商品をご案内しきれていない・全顧客にアプローチしきれていないことも課題となっている状況でした。
■実施した施策手順
- 全営業がそれぞれに持っている名刺情報の集約
- 全顧客への配信リストを作成しメール配信で自社サイトへの流入を促す
- メール配信3ヶ月で80件ものお問い合わせを獲得
アプローチできていなかったリードからまずはお問い合わせを80件獲得できたことにより、社内での「Webマーケティングへの不信感」は取り除くことができ、その後のフローの整備によりマーケ側で体系立てた効率的なナーチャリングをしてから営業にリードを引き渡せるようになったことは、組織的にも大きな変化となりました。
■事例の詳細はこちらから
株式会社リンクアンドモチベーションさま(SEO)
組織人事コンサルティングの株式会社リンクアンドモチベーションさまでは、「どんなに広告を出稿してもWebサイトがよくならないと成果に繋がらない」ということに気付き、組織的に予算としては縮小していたものの、Webサイトだけは外注の必要がありました。その際に金額感・複雑なコミュニケーション・スピード感に課題を感じておりました。
■実施した施策手順
- 学習コストが低く誰でも編集できるCMS「ferret One」を導入
- マーケグループの全員がCMSに触れることにより、更新性UP!各施策の工数削減でコンテンツを量産できる体制の確立
- 自然検索流入数は、ferret One導入以前の4倍に!
ferret Oneを導入することで、サイト上で多数の施策を実施することができ、記事掲載の工数も削減ができてコンテンツの量産もできるようになりました。
その結果、自然検索の流入が4倍・CVRも6倍以上になり、経営陣から期待される部隊に生まれ変わることができました。
■事例の詳細はこちらから
まとめ
今回は、「ferret One」を導入して、効率的にWebマーケティングの成果創出をしていく方法をご紹介しました。理解→目標設定→施策検討の順に進めることで、効果的に成果創出に進んでいくことができます。
「ferret One」の機能を活用し、ここから最大限のパフォーマンスを引き出していきましょう!