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問い合わせフォームの逆営業・競合企業のCV対策!ferret Oneのおすすめ活用方法

Webサイトのお問い合わせフォームには、必ずといっていいほど「フォーム営業」や「競合企業のCV」など本来獲得したい見込み客ではない方からのCVが発生します。

見込み客のCVが発生した場合でも、それが無効なCVでないかを目視で精査する必要があります。また、無効なCVが計測されることで、正確なサイトの効果測定ができなくなります。

このような事態を防ぐためには、問い合わせフォームの設計と運用を工夫することが鍵です。本記事では、ferret One の機能を活用して、無効なCVを未然に防ぐ方法や、無効なCVが発生した際の対応負担を減らす方法を解説します。

目次[非表示]

  1. 1.CVを未然に防ぐ方法
    1. 1.1.対策① 逆営業専用フォームを作成する
    2. 1.2.対策② フォームに「営業メールはお断りです」と明確に記載する
    3. 1.3.対策③ 特定のメールアドレスのCVを受け付けないようにする
  2. 2.CVしてしまった無効リードの対処方法
    1. 2.1.対策① 営業部門に通知しない
    2. 2.2.対策② CVカウントから外す
  3. 3.まとめ

CVを未然に防ぐ方法

対策① 逆営業専用フォームを作成する

有効なシーン:
・逆営業のCVを1フォームに集約することで、精査作業を減らしたい
・逆営業のCVをferret OneのCVカウントから外したい
・逆営業のCV通知を減らしたい

まずご紹介するのは、通常のお問い合わせフォームとは別に、「逆営業専用フォーム」を作成する方法です。

<作成イメージ>

実際に逆営業フォームのリンクを設置しているサンプルページもあるので、ご確認ください。
■ 逆営業専用フォームを設置した通常のお問い合わせフォームサンプル

通常のお問い合わせフォームの説明欄に「当社への営業希望の方は専用フォームよりご連絡ください。」という文言を記載し、逆営業専用のフォーム(サンプルURL)のリンクを設置します。

逆営業専用フォームのサンクスページ(サンプルURL)には、下記のように注意書きをすることで、一次返信の対応が不要になります。
「内容を確認の上、必要に応じて担当者よりご連絡させていただきます。返信に関しましては、必要な際に弊社よりご連絡をいたします。あらかじめご了承ください。」

また、逆営業フォームのフォーム設定(フォーム一覧>オプション設定)の画面で「CV数をカウントする」のチェックを事前に外しておけば、万が一CVが発生してもCVカウントされないため、Webサイトの効果測定への影響を最小限にすることができます。


逆営業は完全に0にすることはできないため、精査の工数を減らすために、1つのフォームに集約することを推奨しています。ただし、すべての逆営業が律儀に逆営業専用フォームに遷移してくれるわけではないことには留意しておく必要があります。

対策② フォームに「営業メールはお断りです」と明確に記載する

有効なシーン:
・逆営業のCVを1件でも減らしたい

最近は、AIのフォーム営業ツールによる逆営業が増えています。そのようなツールは、クレームをもらわないように、「ご遠慮ください」という文言を読み取ってフォーム入力をしなくなるケースがあります。

通常のお問い合わせフォームの説明欄に「営業活動や売り込み目的のお問い合わせはご遠慮ください。」という文言を記載しましょう。実際にferret Oneユーザーの方がサイトに文言を記載したところ見事にピタッと止まった事例もございました。

また、フォームのお問い合わせ入力欄に「営業目的のお問い合わせはご遠慮ください」と記載する方法も有効です。

対策③ 特定のメールアドレスのCVを受け付けないようにする

有効なシーン:
・競合企業や個人のCVを除外したい

ferret Oneのフォーム機能の「ドメインブロック設定」を利用することで、あらかじめ指定したドメインのフォーム入力をブロックすることができます。

設定は、各フォームのフォーム設定(フォーム一覧>オプション設定)の画面で行うことができます。(参考ヘルプ:フォーム設定画面


競合企業名がリストアップできる場合や個人のCVを除外したい場合(Gmailなど)は除外をしましょう。

<個人アドレスで利用されることが多いアドレス>

  • gmail.com
  • yahoo.co.jp
  • outlook.com
  • icloud.com


CVしてしまった無効リードの対処方法

ここまでで逆営業のフォームや競合のCVを未然に防ぐ方法をご紹介してきましたが、残念ながら全ての方法を駆使しても完璧に無くすことはできません。

そこで、無効なCVが発生しても精査する手間や計測へのノイズを最小限に抑える方法をご紹介いたします。

対策① 営業部門に通知しない

フォーム送信後のアクションを自動化できる「オートメーション機能※」を利用すると、フォームの入力内容に応じて通知先メールアドレスを変更する事が可能です。

例えば逆営業を防ぐ場合は、営業メール特有の以下の文言が含まれている場合のみ、社内通知先アドレスを変更することができます。

  • 株式会社○○○(自社の会社名) ご担当者様
  • 突然のご連絡失礼いたします。

フォームオートメーション機能という機能を使うと、フォームの入力内容に応じて通知先やメール文を変更することができます。

<オートメーション機能の設定例>


※オートメーション機能は、ferret One MAプランのオプション機能です。機能にご興味がある方は、こちらのお問い合わせフォームから無料トライアルのお申し込みや現状のご利用プランで利用可能か確認することができます。

対策② CVカウントから外す

CVをCVカウントから外す方法は、お問い合わせ単体で除外する方法と、フォーム単体で除外する方法の2つがあります。

お問い合わせ単体で除外する方法
リード>お問合せの「コンタクト履歴」で、「CV(コンバージョン)から除外する」をオンにするとCV計測から除外することが可能です。※計測除外にはタイムラグがあります。


フォーム単体で除外する方法
「対策① 逆営業専用フォームを作成する」でもご紹介させていただきましたが、特定のフォームに通過した場合にCVカウントをしない設定が可能です。
参考ヘルプ:フォーム オプション設定



まとめ

今回は、ferret Oneユーザーの皆様が頭を悩ませやすい「逆営業」や「競合企業のCV」といった無効リードの対応策をご紹介いたしました!


マーケの業務は、作業の効率化が欠かせません。1件1件のCV精査も塵積で工数の負担になっていってしまいますので、本記事の内容が よりラクにサイト運営をするための一助になれば幸いです。

今後ともferret Oneをどうぞ宜しくお願いいたします。

大井 菜緒|ferret One CS
大井 菜緒|ferret One CS
2019年より株式会社ベーシックへ入社。インサイドセールスからフィールドセールスまでを経験し、2021年6月からカスタマーサクセス部へ異動。現在は顧客の戦略設計から伴走サポートまでを幅広く担当。ウェビナーやテックタッチの設計等も行う。
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