
自社の強みを「高品質」「柔軟な対応」で終わらせない重要性【BtoBサービスサイトのためのライティングTips】vol.6
ferret Oneクリエイターズでライターを務めている鈴木です。
この連載『BtoBサービスサイトのためのライティングTips』では、BtoB事業を営む企業の皆様が、効果的なWebマーケティングを内製化できるようになるための文章作成法を、セクションごとに簡略的にお伝えしていきます。
文章作成における更に詳しい理念については、全5回の連載『BtoBサービスサイトのためのライティングメソッド』をご覧ください。
「高品質」「柔軟な対応」で、本当に強みが伝わるか
自社サービスの強みを紹介する際に、「高品質」や「柔軟な対応」などの表現を多用していませんか?
これらは、多数の企業がサイト上に記載している“BtoBサービスサイトでよくある表現”です。
汎用性に優れており、言わば“これさえ書いておけば間違いない”ため、文章作成に頭を悩ませることなく記載できる便利な表現であることは事実です。
では、「自社のオフィスを清掃してくれる業者をインターネットで探す」という状況でシミュレーションしてみましょう。
下記のような文章が記載されている場合に、どんな感想を抱きますか?

※生成AIで作成した架空のサービスロゴです。
確かに、品質の高さや対応の柔軟さが、この事業の強みであることは理解できます。
しかし、清掃業者を比較検討しているターゲットにとって、問い合わせ先を選ぶ判断材料となるでしょうか?
何をもって「高品質」なのか?
本当に自社が希望する時間帯や清掃範囲に「柔軟に対応」してくれるのか?
せっかく読解に時間を割いたのに、いくつもの疑問が残ります。
そして最も重要なのが、これらは競合他社でも使える表現であるという点です。
“複数の競合他社の中から自社を選んでもらい、問い合わせをしてもらうこと”がBtoBサービスサイトの真の目的であるはずなのに、汎用性のある表現に頼ってしまうことで、ターゲットに自社を選んでもらえるための情報が不明瞭になってしまうのです。
競合他社よりも優れている具体的な情報を整理する
まずは、「高品質」「柔軟な対応」のような汎用性のある表現を使わずに、自社が事業で実際に行っていることを整理してみます。
例えば、先ほどのオフィス清掃サービスでは、下記のような取り組みを行っていると仮定します。
作業後にチェック表を用いて清掃箇所の確認を徹底している
作業前後の画像を添えてクライアントへ報告している
クライアントの営業時間外の清掃に対応している
清掃範囲や頻度を個別に調整できる
これらをもとに、紹介文を書き換えると、このようになります。

先ほどの記述と比べて、オフィス清掃サービスの中でも「具体的に何をしてくれる業者なのか」「他社と比較して何が優れているのか」が読解できるようになりました。
「高品質」や「柔軟な対応」などのよくある表現は、書き手にとっては便利でも、読み手にとっては「結局のところ何をしてくれる事業なのかわからない」という疑問を残す厄介な表現なのです。
BtoBサービスサイトでは、自社の強みを裏付ける具体的な取り組みと、それによってターゲットが得られるベネフィットを丁寧に言語化して記述することが重要です。
効果的なWebマーケティングを内製化するために
今回のTipsが、効果的なWebマーケティングの内製化への一助となれましたら幸いです。
しかしそのためには、「自社サービスに対する深掘り」もまた必要となります。
もしWebマーケティングの内製化やサービスサイトの改善に行き詰まりを感じたら、ぜひferret Oneクリエイターズにご相談ください。



